結論から言えば、バイアグラは長期間にわたって服用しても安全性に問題ありません。また、薬に対する耐性ができて効果が下げるようなこともないので、過度な心配は不要です。
そもそも、バイアグラは心臓病の予防薬として開発された薬で、毎日服用することが前提とされています。PDE-５と呼ばれる体内酵素の働きを抑えることにより、血管を広げて血流を改善する働きを持っています。
心臓病の予防薬としては十分な効果が得られませんでしたが、開発の途中でEDに対しての改善効果があることが分かり、ED薬として利用されるようになりました。もちろん、毎日服用とすることを前提につくられたからといって、心臓病の予防として服用するわけではないため、性行為をする予定がない日は服用する必要はありません。
バイアグラを何年も飲み続けているとだんだん効き目が薄れるのは？と心配されている方も多いようですが、常用しても薬剤耐性が起きたという報告はありません。依存症状についても確認されていません。
ただし、加齢が原因で薬が効きにくくなったと勘違する方は少なからず存在しているようです。特に50歳以上になると、どうしても動脈硬化が進んでED症状が悪化する可能性が高くなります。今までと同じように服用していても、そのせいで思うような効果が出なくなることはあります。
個人輸入で誰にも相談できない状態でED薬を常用していると、どうしても自身では効き目が出なくなった原因が分からなくて、間違った認識をしてしまう可能性が高くなります。
動脈硬化などが原因で効き目が薄くなっている場合は、使用する薬の量を増やしたり、薬の種類を変えたりすることで対策できることもあるため、きちんと病院やクリニックに行って処方してもらうことをおすすめします。
1日にバイアグラを飲んでもよい錠数に関しては、日本国内では50mgと決められています。アメリカなど一部の国では100 mgとなっていますが、日本では50mgなので、25mg錠でも2錠までがマックスとなります。
個人輸入で海外製のED薬を購入しても違法ではありませんが、日本国内では未承認であり、バイアグラを一度に100mg錠や200mg服用することには危険を伴いますので注意してください。
さらに、個人輸入で販売されているED薬の中には偽物も多く混じっているので、やはり専門の病院やクリニックで処方してもらうことをおすすめします。
1回でたくさんのバイアグラを服用してしまうと、体の各所の血管が拡張し血流が良くなり、頭痛がしたり顔のほてりが起きたり心臓がドキドキする他にも、胃がむかついたり目の充血したりなどの副作用が出ることがあります。
あくまでも厚生労働省に許可さえているのは1日50mgまでなので、くれぐれも飲み過ぎは注意してください。
バイアグラの他にも、ED薬にはレビトラやシアリスなどがあり、これらを交互に服用しても問題はありません。ただし、そのためには24時間以上の時間を空けなければいけません。
この中で、シアリス20mgは36時間効果が続くとされているため、シアリスを服用してから36時間以内に他のED治療薬を服用すると効果が強く出てしまう可能性があるので注意しなければいけません。
ED薬は専門家に処方してもらい、それぞれに合った服用方法を守って夜の生活を楽しんでください。